15　川端 大輔　かわばた　だいすけ

● 自己紹介
　川端大輔と申します。現在私は大阪府吹田市にて居宅介護支援専門員（ケアマネージャー）として主に在宅で暮らす要介護、要支援認定を持った方々約50人ほどを担当していますが、認知症による徘徊、虐待、8050問題等、課題は多岐にわたります。私が福祉業界に興味を持ったきっかけは在学中に両親と一緒に祖母を介護したことでした。当時介護保険制度はなく介護は家族が自宅でするもの、といった風潮が強くありました。祖母の認知症状が強くなるのと比例するように疲弊する両親を目の当たりにし、介護を必要としている方々だけでなくその家族の方々の支えにもなれるような仕事をしたいと感じたからです。卒業後社会福祉士養成校に入学し、資格取得後は高齢者、障がい者施設等勤務し、約15年前に地元の吹田市に戻り現在に至ります。

● 学生時代の思い出、後輩へのメッセージ等
　激務の為何度も辞めようと思いましたが、その度に救われたのが担当した方々や家族様からの「ありがとう」です。しんどくても「ありがとう」を言われると、明日も頑張るか、という気持ちになれました。買い物時でも、道を譲ってもらった時でも「すいません」ではなく「ありがとう」を使ってみてください。自分も相手も幸せな気持ちになれると思いますよ。