No.113(2000/3)
散華
散華とは、尊い諸仏諸菩薩や尊い事蹟に対して花を降りそそぐことである。釈尊の涅槃の折りにも、サーラ(沙羅)の花が一斉に咲き降りそそいだという。インドの彫刻には供養のために神仏の上方にはアプサラ(飛天)が彫られ、花輪を持って供養している図がいくつもあるし、中央アジアの仏教壁画のなかには天使のような有翼のアプサラの散華もある。
畠中光享(1970年文学部卒)
日本画家・大谷大学非常勤講師
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