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無盡燈ギャラリー・畠中光享の世界

No.115(2001/3) 恒河朝帰行
No.115
 出家者は夜明けまでに托鉢にでかけ、陽が昇ると托鉢より帰ります。それは釈尊とて例外ではありませんでした。悟りを開いての初めての説法「初転法輪」の折は、釈尊の教えを聞きたいがために五人の修行者が交代で托鉢に出たと伝えられています。
 教団が大きくなり釈尊に帰依する出家者が増えると、それだけ食べることが困難となり、大都市近郊に定住せざるをえなくなってきます。「祇園精舎」や「竹林精舎」が舎衛城や王舎城の近くに作られたのもそのためです。
 今もスリランカやタイなどの南伝仏教の国の出家者は、釈尊在世中と変わらず、夜明け前の托鉢で口糊をしのいでいます。以前、絵の取材のためアユタヤで二週間、数人の僧と共に毎日托鉢にまわったことがありますが、タイの人々の敬虔なやさしさを感じました。
 現代でも生きていくこと、食べていくことは容易ではありません。絵では、食べなければ生きていけない現実を、花を持つことにより希望を込め、人間釈尊として印象的で雄大な流れのガンジス河の美しい日の出と共に描きました。
畠中光享(1970年文学部卒)
日本画家・大谷大学非常勤講師
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