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No.145(2020/8) 「飛躍」

 

No.145

  私が渡印した直近は2月の前半でした。帰国頃にはすでにコロナウイルスの恐れでデリーの空港内は全員がマスク姿で、今までにない異様な光景でした。帰国するとオリンピックをするとかしないとかでした。そのうち、オリンピックが一年延期になり、習近平中国国家主席来日が不可能になった途端、コロナウイルスのことを大きく言いはじめ今日に至っています。ワクチンか治療薬が開発されない限り終息しそうにありません。
 自分の事は自分で守らないと、誰も守ってくれません。「天上天下唯我独尊」。私自身の立ち位置を考える時と思います。全ての行動も私自身が正しい行動をとるところが基本です。それが近い人、国そして全ての世界中の人々の事とつながらねばなりません。
 オリンピックの基本は「世界中の人が参加することに意義がある」でしたが、変貌してしまいました。文化やスポーツの力はこれからが試されます。次々と新人が台頭しています。しかし若人でもじきに老人となります。
 日本には古来より「芸術論」といったものが極めて少ないのです。世阿弥の「風姿花伝」には、年令ごとの行わなければならないことが端的に書かれています。若人はすばらしい。才能だけではない日々の努力によって、大きく飛躍してほしいものです。また学問にも終わりがありません。学べば学ぶことによって問いが生じてくるものです。

畠中光享(1970年文学部卒)
日本画家・インド美術研究者

 

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